2014年12月22日月曜日

一見して非合理と思えること。

すべての人・企業が物心ともに豊かになりたいと思う。そのために日々知恵を絞り生活している。しかし、企業で言えば競争優位性を維持し、成長しているのは一握りに過ぎない。

本当に今の事業の延長線上に未来があるか。軌道修正しなければならないのでは。このまま業界の常識に囚われては埋没してしまうのではないか。

成熟した業界においては、合理的な経営だけでは他に先行できない。やはり誰もが予想できるおいしい話はない。一見して非合理で、業界的にやってはいけないようなことに未来像があるのではないか。「損をとって得を取れ」と言うが、他がやらないから強みになる。

今までの流れを変えることは、手間と勇気とリーダーシップが必要だ。なぜなら、ヴィジョンを示す経営者以外、全ての社員はこれまでの延長線上に未来があると信じたいものだ。

すべての業種において経営を永続させるには、小さなトライ&エラーを繰り返さなければならない。そして、どんな時も経営者は強い信念を持っていないと上手くはいかない。

中小企業は、経営者で99%決まると言われる所以でしょう。

2014年12月20日土曜日

命より大事な何か

「祖先からの大切な預り物である文化を絶やしてはいけない。」

新潟県村上の鮭料理「味匠 㐂っ川」さん。

店舗は町家づくり。奥に進むと天井いっぱいに鮭が吊るされています。
そして、家の中ですが、外と変わらないほど寒い。
吊るされた鮭を美味しく発酵させるため、表も裏も戸を開け風が通るようになっています。

代々、氷点下になる環境でも鮭に合わせ生活されているという。

誰が何と言おうと、守り続ける。

鮭の一尾を慈しみ、鮭と共に生きる、
という精神が命を超えて受け継がれています。

2014年12月18日木曜日

藤沢周平さんが愛した宿

庄内の九兵衛旅館にて。
藤沢周平さんの直筆の色紙に
目も心も奪われました。

社長業も、孤独に耐え、人というものがよく見えてくる。

2014年12月12日金曜日

ダイドードリンコに癒されて

仙台市内の大学構内。寒いなかコーヒーを買いに自販機へ。

お金を入れると??ボタンを押すと??帰り際に??

ん?自販機が話しかけてくる。

それも親しみやすい女性の声で、

「うめぇ~よソレ」

「どうもね~ また来てけさい」

「宮城を応援してるっちゃ」

仙台弁?

不意を突かれ、自販機にお礼を言いそうに。

自販機が人間を癒やす。

SoftBankのロボットPepperくんが活躍する未来は直ぐそこまできている。

大手が出来ない事、機械では出来ない事。

これをもっと明確に追求しなければならない。

お客様の立場で考え、非効率でも喜んで手間暇をかけ、お客様価値を創造する。

お客様の事を自分の事として。

2014年12月8日月曜日

イエローハット鍵山さんのお言葉

人は人を喜ばせるために生まれてきた。
人間の役割です。
会社も同様。
これは本当に全てに通ずる。

旅と読書と人との出会い

「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者であり、「人を大切にする経営学会」の坂本浩司先生に会いに行って参りました。

場所は、茨城、和食ファミレスチェーン坂東太郎さん。

坂本先生は、法政大学大学院の研究員50名を連れて、会社視察にいらっしゃっておりました。

お会いするのは今回で4度目、少しの時間ですが全国の素晴らしい中小企業を教えていただきました。
次回は来年、仙台でお会いする事が出来そうです。

人との出会いにより、人生が変わる。あの人に出会ったから今がある。
未来を創造する、人との出会いを大切にしたい。

2014年12月6日土曜日

アントレプレナーシップ(企業家精神)

「現在有している経営資源に囚われることなく、コントロール可能な資源を超越して事業機会を執拗に追い求めること」

先日、ライフネットの岩瀬さんの講演で、経営に対する熱い想いが込み上げました。

世の中から必要とされる新しい社会価値の存在を確信し、社会的に意義があると自分が信じられることであれば、モノになるまで地味でもやり続けなければならない。

対象は、市場が大きく、旧態依然で、皆が不便を感じていること。

正に、私がいる会計事務所業界もそうですね。

2014年2月14日金曜日

政治決着

利害の対立や紛争について、司法の場で解決を図るのではなく、政治的な調整によって事態に一定の収拾をつけること。

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税務調査の現場。


「これは政治決着ですか?」と統括官が言う。

・下請けと元請けの調整
・管轄の税務署間の調整

ストーリーを描き、当事者にとって最善な落とし所を探る。

「事実」と「真実」

という言葉を身をもって感じながらも
真にクライアントを守れているか、自問自答を続ける。

ハンコを押せば終わりという事ではない。

これからの正しい対応のみが、今の決断に意味を持たせてくれる。

2014年2月9日日曜日

税法を支える三つの公平

税法は公平でなければならない。
公平には三つの考え方がある。

一つ、映画館税制
映画館の入館料のように、
お金持ちもそうでもない人でも、
一人頭一律に同額とすることが公平とする考え方。

二つ、コカコーラ税制
誰が飲もうと100円のコーラには5円の税金がかかる。
消費に比例した税金負担とすることが公平とする考え方。

三つ、泥棒税制
年収200万の人、年収1500万の人がいる。
それぞれが泥棒にお金を盗まれた場合、
いくらぐらいなら耐えられるだろうか。
前者は20万、後者は600万なら何とかなる。
この所得に応じて増加する税金が公平とする考え方。

これには、所得の再分配の働きもある。
泥棒であるネズミ小僧が、
お金持ちから小判を奪い、
そうでない者にばらまく。


2014年2月5日水曜日

切磋琢磨

学ぶとは
聖賢の道を祖述し実行すること

損得を天に任せ、ただ一途に
道を楽しみ、礼を好む